連休前の『R』を実施する
連休期間に多くの来店者が予想される場合、(可能であれば)前年同期との比較を行うことで、連休期間の予測を行うことができます。
ぜひ、連休前にRPDCAの『R』を実施してみてください。
前年同期が外部要因の影響が大きかったなど、純粋な比較が難しい場合でも、過去数ヶ月の間にある連休を振り返ることで、多くの来店者が予想される地域や町丁目をイメージすることができます。
このページでは、連休前の準備をする視点で過去2ヶ月の来店状況を分析していきます。
1. 自店と競合の来店推移を分析する
過去2ヶ月を対象として、自店と競合の来店推移から連休期間における来店者の増減や傾向を把握します。
①サイドナビゲーションから、「来店分析」 → 「来店推移」を選択します。
②「集計期間」で、「カスタム」を選択し、期間を絞り込みます。(例では4月〜5月の2ヶ月)
③最初に、自店と大きく来店数がことなる施設を非表示にします。
自店と設定している競合の来店推移を見比べてみましょう。
この例では、自店のピークが土曜日(青い点線が土曜日)なのに対し、競合のショッピングセンターDとFは土曜日に伸びて、さらに日曜日(赤い点線が日曜日)に伸びている傾向があります。
この結果は想定していた通りなのか?自店との違いや、なぜお客様は日曜日にも来店されているのか?などの視点で確認してみましょう。
2.来店者の居住地推移を分析する
次に来店者居住地の推移を期間比較していきます。
連休前と連休中で来店者の居住地の変化があり、特定の地域からの来店者が増加している場合は、
その地域を重点的にターゲットする施策を検討する必要があるかもしれません。
①サイドナビゲーションから、「来店分析」 → 「来店者居住地」を選択します。
②「集計期間」で「カスタム」を選択し、期間を選択(例では4月25日〜5月15日の2週間)。
「期間比較する」にチェックを入れて「前の期間」を選択し、絞り込みをします。
③ 画面を少し下にスクロールし、「来店者の居住地 推移」を見ていきましょう。
連休によって、来店のパターンは変わるのでしょうか?
連休前と連休中の来店者居住地の推移を比較することで、競合店の影響を把握できます。
競合店が集客に成功している地域が増えている場合は、競争状況を考慮して施策を立案する必要があります。
④次に「来店者の居住地 推移」の右上のメニューを「Godemo別」に切り替えて見てみましょう。
休日や連休になると来店が増える属性があるか?などの傾向を把握することができます。
⑤グラフの下に表示されている表では、対象となる週の合計来店者数がわかります。
特定の期間に、属性ごとの来店傾向変化を把握することができます。
3. 来店者居住地のランキングを分析する
来店者居住地のランキングは、「来店者居住地」の分析ページの一番下のブロックで確認いただけます。
来店者居住地のランキングからは、どの地域から多くの来店者が訪れているかの特定や地域別の需要変動の把握や、 来店者の居住地データを基に、特定の地域や属性を持つ顧客層をターゲットにしたマーケティング施策を検討するのに役立ちます。
また、期間比較を行うことで、下記のように前の期間からどの市区町村の来店が増減しているのかを把握することができます。