近隣にある同規模の競合店と自店を「併用で利用しているお客様が一定数いる」ことがわかっているものの、併用客を競合店から獲得する方法がわからず悩んでいるため、来店者の競合との併用率を減少させる、効果的な施策を実行していきたいとおっしゃるスーパーマーケット様から、成功事例を伺うことができました。
事例店舗(近畿150店舗以上のスーパーマーケット)の現状・要望
店舗特徴
- 業種
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- スーパーマーケット
- ドラッグストア
- 商業施設
- ホームセンター
- 地域
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- 北海道
- 東北
- 関東
- 中部
- 近畿
- 中国
- 四国
- 九州
- 規模
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- 50店舗未満
- 50〜100店舗
- 100〜150店舗
- 150店舗以上
要望と課題
- 併用率が高いため、競合店と自店で使い分けが生じている可能性がある
- 来店者は「なぜ」購入したのか?店によって購入する商品を変えている理由を把握できていない
- 競合の状況を把握し、商品カテゴリや客層などの相違点を明らかにし、注力すべき項目を判断出来ていない
要望
商圏内の消費者の興味関心を把握し、併用者を自店に引き込むことで、客単価と客数をアップさせたい。
ミセシルで店舗周辺情報を分析・調査した結果
ミセシルデータ項目
- 来店時間
- 来店推移
- 居住地/勤務地
- 属性比較
- 興味関心
- 併用
- 商圏
- 購買
着眼点と新たな気づき
興味関心トレンド特徴分析
競合店含め来店者の興味関心を調査。
自店との併用が多い競合店2店舗と比較したところ、自店では菓子の興味関心が低いことが分かった。
仮説から具体的な施策へ
ミセシルの「興味関心トレンド特徴」で確認したことで、自店との併用利用が多い競合2店に比べ、自店の菓子への興味関心が低いということが判明。
菓子の品揃えと売価は、競合2店と比較して同程度であるにも関わらず、自店だけ興味関心が低い理由は、お客様にとって自店の「菓子カテゴリの価値」が下がっているためではないか?菓子商品の充実性をアピールすることで価値を取り戻し、菓子から売上貢献につなげることができるのではないか?と仮説を立て、商品の露出度アップ、売場面積の拡大、入荷から商品陳列までの時間短縮をして商品の陳列期間を延長するなどの施策を立てました。
施策実行の結果
菓子カテゴリの売上が上昇し、昨対比100%を超えを達成。
客数は昨対比98.2%ではあるものの、施策実行前と比較し2%超えとなりました!